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柴田 綾子
産婦人科医/淀川キリスト教病院 産婦人科所属
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オーラルセックスとは、性行為(性的な行為)の一つで、口や舌を使って相手の性器や性感帯を刺激することをいいます。
これは男女、または同性同士の性行為でおこなわれます。
オーラルセックスの種類には、クンニリングス(女性の外性器におこなうもの)、フェラチオ(男性の性器におこなうもの)、アニリングス(肛門周辺におこなうもの)などがあります。
オーラルセックスは、必ずしなければいけないものではありません。
嫌だと思ったら断って大丈夫ですし、相手もしたいとは限りません。オーラルセックスの注意点は3つあります。
1.性感染症の予防が必要です
オーラルセックスで性感染症になってしまうことがあります。口やのどにクラミジアや淋菌、梅毒などが感染するリスクがあるため、性器にコンドームやデンタルダム(薄いシート状のゴム製品)を使用することをおすすめします。
また、オーラルセックスをしたあとは、うがいをしっかりしてください。2.相手の同意が必要です
オーラルセックスをするときは事前に相手の同意が必要です。相手が嫌がっているのに、無理矢理しないようにしましょう。3.嫌だと感じたらおこなう必要はありません
相手からオーラルセックスをするように言われても、自分が嫌だと思ったら断る権利があります。
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福元和彦
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オーラルセックスとは口腔性交のことで、口を使って相手の性器を刺激する性行為のことだよ。
口で男性器を刺激することをフェラチオ(フェラ)と呼びます。
亀頭を中心に陰茎や陰のうを含め陰部を刺激することで興奮が高まる人がいます。
口で女性器を刺激することをクンニリングス(クンニ)と呼びます。
クリトリスを中心に陰唇や腟などを刺激することで興奮が高まる人もいます。でもオーラルセックスはすべての人にとって気持ちいい行為ではないんだ。
陰部をなめることが嫌な人もいるし、陰部が敏感で刺激されたら痛いと感じる人もいる。
だからオーラルセックスをするときは相手の同意が必要なことも忘れないでね。
気持ちいいと感じるのは人それぞれであって、みんなが同じように感じることではないよ。オーラルセックスでは陰部からばい菌が口に入ったり、のどにいるばい菌が性器の粘膜にうつったりして性感染症に感染することもあるから注意してね。
もし性感染症が気になるときは、オーラルセックスの時もコンドームをつけてから刺激してくださいね。
オーラルセックスでは歯で相手の陰部を傷つける可能性があることにも注意してくださいね。
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にじいろ
性教育講師/思春期保健相談士
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オーラルとは「口腔」を意味する英語「oral」を語源とし、オーラルセックスとは口を使ったセックス、たとえば性器をなめたりすることをいいます。
口で性器を刺激することで、気持ちいいと感じることもあります。
だから、したい、してほしい、と思う人もいるでしょう。
でも、したくない、してほしくないと抵抗がある人もいるでしょう。ですので、他の性行為と同様、オーラルセックスにも「同意」が必要です。
その行為を自分がしたい、してほしい、となった時は、本当に相手も望んでいるのかを確認することが大切です。
相手がNOの場合はもちろんやめる。迷ったり困ったり返事がない場合もやめる。これが性的同意です。「オーラルなら妊娠しないから」「セックスはまだしたくないけど、ここまでなら」と彼氏の「口でして」という求めに応じている、という話を聞くこともしばしばあります。
自分がしたい、と思っているのならいいのですが、そうでなければ、もちろん断ってもOKです。
相手を喜ばせたい、嫌われたくない、と応じたくなる気持ちはわかりますが、相手が気持ちいいことでも、自分がしたくないことを無理にする必要はありません。
そして、オーラルセックスで妊娠する可能性はありませんが、性感染症になる可能性は性別問わずだれでもあります。
その予防についても知っておきたいですね。
1件のコメントがあります
お尻の穴舐められるの気持ちいいですよね
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2025.05.31 00:58