
私のクラスでは、男女共に下ネタが多いです。もうとにかく多い。
例えば、男子が生理をネタにして女子が笑っていたり、昨日自慰行為何回した、精子がこんな状態だった、など。
昼食中でも構わずそういう卑猥なことを発言しています。私はもう気持ち悪くて気持ち悪くて笑えもしません。
何故ほかの女子が生理ネタで笑うのかも意味分かりません。なぜ学生は下ネタが好きなのですか。
性器や性行為の単語は触れてはいけないものではないのは分かりますが、笑いのために大声で言う言葉でもないですよね?
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水野哲夫“人間と性”教育研究協議会(性教協)代表幹事、『季刊セクシュアリティ』誌編集長
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あなたが言う通り、性に関することはタブーではありませんが、プライベートで大切なことですから、笑いやウケのために大声で話すことで、あなたのようにいやな思いをする人がいます。
聞くのもいやだとは思いますが、どういう人がどのように、何人くらいが参加しているかは、解決を考えていく上では大切なことです。
注意深く話し手や笑い手を観察すると、本当に楽しんでいる人と、つきあいでそうしている人とが見えてくると思います。あなたのクラスには、クラスの中のさまざまなことについて、クラスの人間が意見を言い、話し合って解決したり、より良くしたりしていくような仕組みはありますか。
匿名(名前を出さない)で問題点を提起する仕組みはありますか。
そういう仕組みがある場合、いくつかの方策を提案します。自分の顔と名前を出して問題提起する
① あなたと同じように感じている人はいないかどうか。クラスをよく見て同じように感じている人を見つけ、「これは変えてきたい。一緒にやってくれない?」と相談する。
② 学活などの場で、何人かで「これは不快で苦痛だからやめてほしい」と問題提起する。
③ 性に関することが「下ネタ」扱いされて、笑いの対象になっているのはこのクラスが性に対してきちんと学んでいないからだと思う、ちゃんと性について学ぶ機会を作ってほしい、と提起する。
匿名で問題提起する
① あなたと同じように感じている人はいないかどうか。クラスをよく見て同じように感じている人と話をして「これは変えていこうね」と相談する。
② 担任の先生が信頼できそうなら、手紙などで匿名で問題を知らせる。
③ 担任の先生はダメかな、と思ったら、養護教諭やスクールカウンセラーなど他の人でも信頼できそうな人に問題を知らせる。匿名または何人かの連名で。
この「下ネタ」の相談は、学校の役割を改めて問うものとも言えます。
多様な人びとの集う学校は、社会の現状にも通じるものがあります。さまざまな考えや意見があり、時には衝突しあうこともある中で、みんなが安心して学べるよう、話し合い、調整し、一致点を見つけながら、よりよい道を見つけていくという力量は、生徒たちが今後社会の一員となる上で必要なものです。
学校はそれをサポートする役目があるのです。
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たまかな高等学校保健体育科教員
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◆高校生(199人)に聞いてみました!◆
※本アンケートは私の高校で実施したものであり、回答結果はあくまで特定の集団の傾向であり、一般的な傾向とは異なる可能性があります。
●第三者に聞こえる声で言うべき言葉ではないですし、大人がやったらセクハラです。あなたの感覚は正しいです。そして数人がそういう言葉で笑っているその雰囲気につられたり、空気を壊さないように笑ってしまっている人もいるでしょう。あなたのように不快に感じている人は必ず他にいます。一人じゃないです。
●気持ち悪いと思って当然だと思います。指摘してもいいのではないでしょうか。それでもし否定や反発されるのであればそれはその人達の配慮がかけているからだと思うので、その時は周りの大人に相談してもよいと思います。
●隔たりなく話せていること自体は悪いことではないと思います。日本は極端に性にデリケートで、もっとオープンにしようと教育しています。一方で、隔たりがある人にも平然と話しているのには感心しません。お互いが近い価値観を共有していないと、「下ネタで笑える」コミュニケーションは成立しません。
●私たち高校生はそういった話題に興味がある人が多く、他の話題と違って特に家族や身近な人と話しづらい傾向にあります。そのため、近くの人に話せない分、学校のなんでも気軽に話せる仲間やとりあえず笑ってくれる空間で話したくなるのだと思います。
●男子です。下ネタが多いのは、思春期だからしょうがないと思いますが、場をわきまえるべきだとはいつも思っています。
●男性からしても気持ち悪いと思う。しかし少数派かな。
●下ネタが世界共通でおもしろいからです。
●なんか下ネタは面白いです。不快な気持ちになっていたらごめんなさい。
199の回答を全てお見せしたい!同世代の意見って特に刺さりますよね!大人の言葉はいらないくらい、私の心にも沁みました。
「共感」の声が圧倒的多数でしたが、最後の「ごめんなさい」は、本当に素直な言葉だなーって、ちょっとクスっとしました。ざっくばらんに「性」の話題のおしゃべりができる世の中になったらいいなーと思う反面、価値観や経験値、感じ方に大きく個性が出るのも「性」。
特に日本は発展途上、世界基準に比べて性教育がとても遅れているので、自分のことすら分からないことが多いだろうから、「周りがどう思うのか」の想像が難しいのかな…「●保健の授業でみんなで話し合う時間を作っていくべき」という回答もありました。
その通り!!!
授業とかイベントとかをもっともっと工夫して、教室でイヤな気持ちになる人が一人でも減っていけるように、大人も考え続けます!
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福田眞央TENGAヘルスケア教育事業部/保健体育教員/思春期保健相談士
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あなたがクラスの下ネタを「気持ち悪い」「嫌だ」と感じるのは、とても自然で大切な気持ちです。
男子が生理を笑いのネタにしたり、「昨日何回した」「精子がどうだった」といった話を、昼ごはんの時間や教室で大声ですることは、ただの冗談ではなく、聞きたくない人にとってはセクハラに当たります。
もし大人になって会社や職場で同じことをすれば、セクシュアルハラスメントとして訴えられてもおかしくない行為です。
言っている本人や周りが笑っていても、誰かが不快に感じていれば、それはしてはいけない行動です。
周りで笑っている女子の中にも、本当は嫌だけれど、空気を壊したくなくて笑っている人がいるかもしれません。思春期は体や心が大きく成長する時期で、性の話題に興味が出たり、ふざけてしまったりすることはありますが、だからといって場所や相手を考えずに話していいわけではありません。
あなたは無理に笑ったり、我慢してその場に合わせる必要はありませんし、「おかしいな」と感じる感覚は間違っていません。つらいときは、担任の先生や保健の先生に相談してみてください。
学校は、誰かが我慢し続ける場所ではなく、安心して過ごせる場所であるべきです!
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