生理中眠くて授業中に寝てしまう

生理前や生理中、個人差はあるもののいつもより眠気が強くなる方は珍しくありません。あなたの場合はより強い眠気が出てしまうのかもしれませんね。周囲から誤解されても、理由が理由なだけに説明できないのもつらいですよね。
生理前や生理中の眠気はプロゲステロンという女性ホルモンの影響と考えられ、月経前症候群（PMS）という状態の代表的な症状です。

眠気の強い日は長めに睡眠時間を確保し、コーヒーなどカフェインを含む飲料は夕方以降に飲むのは避けましょう。起床したら朝日を浴びて、できれば1日3食バランスのとれた食事を摂ってください。睡眠時間の長さだけでなく、睡眠の質も大切です。寝る前にはぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、ストレッチをしてリラックスする時間を設けましょう。寝る前にスマホを触るのを控え、心地良い寝具を使い、音や光で目が覚めないように暗く静かな場所で眠りましょう。

それでも眠い、というときには、婦人科で相談してみるのもオススメです。PMSを改善するために、低用量ピルや漢方薬などのお薬を処方することが多いです。
今どれだけ困っているのか、PMSの改善のためにどんな選択肢があるのか、ということを専門の医師と話し合うことで、あなたにとってより良い方法が見つかるかもしれません。

日中ウトウトしてしまうのが生理のせいだということを、あなたが話したくないのに誰かに説明しなければならない、ということはありませんよ。生理だということは言わずに、「ちゃんと寝てるんだけどなんか眠いんだよね」と言うのはどうでしょうか。嘘もついていないけど、真実をすべて話すわけでもないというワザ、人生を渡り歩く上でいろんな場面で有効だったりします（経験談）。

自分の生理中の身体の変化が分かっていてすごいです！あとは自分に合う対処法を見つけるとより良いですね。
特に授業中は話を聞いているだけだと眠くなりますよね。
根本的な改善は、既に出ているように睡眠時間の確保や低用量ピル・漢方薬などのお薬をうまく活用するという方法があるかと思います。

それ以外の、眠気が来た時に行える対処法で実際に私が試したものを紹介します。（一部、若干授業にはふさわしくない選択肢も含まれるかもしれませんが、あくまでも一例で、やることを勧めているわけではありません）

・授業に関連したクイズを作ってみる
・授業の内容を絵にしてみる
・先生に積極的に質問する
・挑戦したいこと、夢、今日食べたいもの…などとにかく未来について考える。
・友達へのメッセージを書いてみる。

とにかく身体や頭を動かすことを意識していたら、眠気は飛んでいった、という経験が多いです。とはいえ、無理は禁物なので本当に眠くてしょうがなかったら保健室などを使って少し休むことも検討してみてください！

「周りの誤解」について、特に先生に誤解されて、成績などに影響が出るのは嫌ですよね。
でもわざわざ生理中と伝えるのも気恥ずかしい、という気持ちもわかります。
生理のトラブルは女性の身体を持つ人の多くに起こりうることで、生理自体が悪いものというわけではありません。個人的な考えでは、眠気だけではなく、生理痛や生理量が多いなどのトラブルがあるのに無理をしてしまって、貧血などで倒れてしまったり、背景にある病気を見逃してしまったりすることなどが起こったときの方が心配です。
無理をする必要はありませんが、打ち明けられそうなお友達や、信頼できる先生には勇気を出して相談してみることも検討してみてはいかがでしょうか。

生理は恥ずかしいものではないはずなのに、恥ずかしさを感じてしまう気持ちはすごく分かります。「生理だから」と言っても、理解されなかったらと考えると、言うかどうかを迷いますし、自分の意志に反して寝てしまうのは悔しいですよね。

私も大学の授業で映画を観ているときに爆睡してしまい、興味がある内容だったのに・・・と悔しい思いをしました。個人的には、そんなときは授業を休んでも良いと思いますが、出席など心配なことも多いでしょう。そのため、身近な信頼できる大人にまずは相談してみるのがいいかもしれません。学校によっては生理なら欠席扱いにはしないところもあります。出席した際も、授業に集中できずに内容についていけないなどの影響がもしあれば、まずは担任の先生や保健室の先生に相談して、授業内容を後日教えてもらえるように頼んでみるのもアリだと思います！