親に無理やり体を触られたり裸を見られたりします

無理やり触られたり裸を見られたり、我慢しないといけないといわれてどんな気持ちだったかな。家族だからって、それは我慢しないといけないことではないよ。だから、「勝手に身体を勝手に触ったり見たりされるのは嫌だから、やめてほしい」って伝えていいんだ。

あなたの身体はあなただけのもので、誰にどんな風に触れられたいか決められるのはあなた自身なんだよ。もしあなたがやめてほしいと言っても、お母さんはすぐには理解したりいできなかったり、言われたことを忘れてついしてしまうこともあるかもしれない。そんな時は、「私にとってとても大切なことだから、やめてほしい」と諦めずに言い続けよう。

家族であっても、そして家族だからこそ、お互いのここまではOK、ここからはダメという境界線を尊重し合うことで、安心して自分らしく過ごせることにつながるよ。
もしどうしたらいいか困った時は、信頼できる大人や保健室の先生、スクールカウンセラーの人などに相談してみてね。

家族だし、こんなこと思う自分は変なのかなって悩んでしまうこともあると思いますが、たとえお母さんであっても「嫌だと思っていい、我慢しなくていい」ということをまずはお伝えします。

お母さんは意外とあなたが嫌がっていることに気づいていないかもしれません。なので、まずは、「やめて」と、あなたの思いを伝えてみませんか。「あ、いやなんだ！ごめんね。」で終わるかもしれません。（こうであってほしい！）

勝手にからだをみたり触られたりするのは「いや」だけど、それは、お母さんのこと「きらい」ということではありませんから、いやだと伝えるのって難しなと思うなら、「お母さんのことは好きだけど」とか、「お母さんとけんかしたいわけじゃないんだけど」と伝えてから「これはやめてほしい」という言い方もよいと思います。

そんなこんなで勇気を出して言っても、「何言ってんの」などと言って、あなたの思いを無視してくるかもしれません。そんなときは、そうされると「しんどい」「こわい」「疲れる」「悲しくなる」「限界」って、あなたの気持ちを伝えるのもよいと思います。そんなに子どもを追い詰めていることだと親は気づきにくいことがあるからです。

それでも伝わらない時は、他の家族や身近なおとなに、なかなか伝わらなくてしんどいと弱音を吐いてみませんか。弱音を吐くことって、決して悪いことではありません。むしろそれって「相談」になっているのですよ。一人でかかえていたら、気持ちがどんどんしんどくなってしまいます。すると、お腹が痛くなったり、からだがだるくなったり、何をするにも自信がもてなくなったり、からだや行動にも影響がでてしまうこともあります。

たとえあなたにとって大切な身近な人（家族、恋人、親友、先生、先輩など）であっても、あなたの許可なくあなたのからだを勝手に見たり、さわったりすることはできません。それが、誰もが生まれながらにもっている「からだの権利」というものです。

お母さんは、あなたが体を触られたり見られたりすることが嫌だということは知っているかな。それでも続けられてしまうことでもあるのかな。
今まで変だなおかしいなと感じながらも我慢していたことでもあったんだね。
体を触られたり見られたりしてしまうこと以外でも、何か言われてしまったりされてしまうことはないかなと心配に感じたよ。

身近に相談ができる人がいたらいいなと思ったけれど、どうだろう。
おうちのことや自分の気持ちをお話しすることって勇気のいることでもあるよね。
でも、1人で抱え込んでしまうのは、しんどさも蓄積されていってしまうだろうし、誰かに吐き出せるといいなと思ったよ。

例えば、スクールカウンセラーや保健室の先生にお話ししてみるのはどうだろう。身近に頼れそうな大人がいたらいいな。
他にも児童相談所といって、おうちのことを相談できるところもあるよ。189（イチハヤク）の番号で住んでいる近くの児童相談所に電話がつながるよ。

気持ちは抱え込まずに、bondプロジェクトでも良かったらおうちのこと気持ちのことお話ししてみて欲しいな。