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高橋幸子
産婦人科医/埼玉医科大学 地域医学推進センター・産婦人科
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タンポンに挑戦してみたいのですね。応援します!
私もタンポンデビューは中学生の頃でした。親元を離れて寮で生活していました。
バレー部の友人から「タンポンを使うとラクだよ」と教えてもらって、自分でタンポンを買って、一人でウンウン言いながら頑張ってトライしたことを思い出します。
あの時家族から教えてもらったらラクだったかもなあと思っています。
あなたの近くにタンポン挑戦を応援してくれる人がいると良いのですが!
トイレの近くにいてもらって、アドバイスしてもらいながら挑戦するのはいかがでしょうか。腟(ちつ)の周囲を取り囲むシュシュのようなヒダを処女膜と言いますが、タンポンで傷ができてしまうというような心配はありません。
一箱分くらいは練習のつもりで、説明書やネット上の動画をみながら、ゆっくり練習してみてくださいね。
きちんと奥まで入ると「無感覚」なのですが、十分深く入っていないと、腟の入口辺りで違和感や痛みを感じることがあります。腟のあたりを触ってみることに慣れて来たら、月経カップという選択肢も出てくると思います。
シリコンでできた、繰り返し使用できる、エコな方法です。
まずはタンポンデビュ―、頑張ってみて下さい。使えるようになると、大変便利なものです。
注意事項として、プールや入浴の後はすぐにタンポンを外して長時間入れっぱなしにしないようにしてくださいね。
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有馬祐子
看護師/助産師/保健師
日本思春期学会理事 -
自分の予定と月経(生理)のスケジュールが重なりそうな時は、服装や手当をするためのグッズに悩むと思います。
それは、自分の体の成長や変化に備える心がまえができてきているからだと思います。まず、「中学生でもタンポンを使ってもいい」と、お伝えしたいと思います。
使うとなると、普段は自分で見ることができない場所、腟(ちつ)の中に清潔なタンポンを入れることになるので、少しばかり練習をしてみる必要があると思います。
初めは、アプリケーター付きのタンポンが扱いやすいと思います。
一つ開けてみて、どのようなつくりなのか確認しておきましょう。
確認用に出したタンポンは体内には入れず、お水を吸わせてみて実際に使って取り除く時の状況をイメージしてみることをおすすめします。入浴中などに、きれいな手で自分の腟の場所にふれ、タンポンを入れるイメージをしてみましょう。
そして月経時に、家でゆっくり過ごせる時間帯にタンポンを入れてみましょう。タンポンの使い方については、様々なわかりやすい動画がありますので、見てみてくださいね。
購入したタンポンのパッケージの箱や説明書に動画のリンクが載っていることがあります。
もし、ご自分で探すなら「タンポン・使い方」という言葉で検索してみると良いでしょう。
入れ方も、取り出し方も、片づけ方も家で練習しておきましょう。
もし外出先のトイレでタンポンを取り換える時は、指に赤い色がつくことがあるので、トイレに流せるタイプのウエットティッシュを持っていくと安心でしょう。タンポン以外のグッズとしては、月経カップというものがあります。
タンポン、月経カップを使うことが苦手な方もいらっしゃいます。無理をすることは控えましょう。
プールに入らない、違う予定を考えるということも場合によっては必要だと思います。
前もってプールに行く予定が決まっている時は、産婦人科医に相談して月経のスケジュールをコントロールする薬を飲んで「月経開始日をずらす」ということも選択肢の一つになります。
ご自分の体の調子を見つめながら、考えていくようにしましょう。
1件のコメントがあります
使うか考えていました
ありがとうございます
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2024.12.25 15:30