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今井 伸泌尿器科医/聖隷浜松病院リプロダクションセンター センター長
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ガマン汁は、尿道球腺(カウパー腺)液といい、射精の前に尿道に分泌されます。
尿道はおしっこで酸性に傾いており、酸に弱い精子を守るため、アルカリ性のカウパー腺液が分泌され、尿道がアルカリ性になります。
尿道球腺には精子が存在しないため、理論的にはガマン汁だけでは妊娠しません。ただ、ガマン汁が出てくるということは、射精が近づいているサインです。
その状態でコンドームをつけずにセックスをすると、完全に射精してしまわなくても、少しずつ精液が尿道の方に染み出してくることがあります。
こうなると妊娠する可能性が出てきます。したがって、ガマン汁が出ている状態は、いつ精子が出てくるかわからない状態と言えるので、赤ちゃんができる可能性はあるということになります。
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モヤパン性のモヤモヤから生まれた妖精
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