
男ですが将来メイクの仕事がしたいです。
けど、「男なのに」と親に反対され、友達にも笑われました。
進路をどうすればいいか分からなくて困っています。
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星野貴泰看護師/思春期保健相談士
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自分の将来の話をして、親に反対されて、友達に笑われてしまうなんて、それはつらかったと思います。
ちょっとだけ私の話をさせてください。
星野は10年ちょっと、手術室の看護師として働いています。
看護師になるための学校に入ったとき、93人の一年生のうち、男子は13人だけでした。
周りに男性が少なくて、ちょっと肩身が狭い思いをしたのと、なじめなくてつらかったのを覚えています。当時は「看護師=女性の仕事」って思っていた人が多くて、「男なのに看護師を目指すの?」って顔をされたこともありました。
でも、現場に出てみると「男性看護師がいてくれて助かった」と言われたり、 「男性看護師の必要性」が語られる場面があったりしました。
今では、男性の看護師の存在は当たり前になっています。
そしてなにより、手術室の看護師として働いていたからこそ、救えた人やできたことがありました。「メイクの仕事=女性のもの」というイメージの人もまだいるかもしれません。
でも、社会は変わってきています。
実際に男の人でメイクのお仕事をする人はたくさんいます。
世の中はそうやって変わりつつあります。美容師も女性の仕事と思われてた時代もあるけど、今は男性の美容師も珍しくない気がしない?
星野が10年通っている美容師さんも男性ですが、いつもめちゃくちゃいい感じに仕上げてくれる信頼できる人です。なので、世の中の「男の仕事、女の仕事」という声を気にしないで、あなたは夢を見ていいと思います、世の中だんだん変わっていきます。
笑う人や否定する人がいても、それは「その人が知らないだけ」かもしれない。
そして あなたの夢が誰かの未来を変えるかもしれない。ズバリ、言ってもいい?私は応援してます!
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ラビアナ性教育ドラァグパフォーマー
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メイクには性別がないのに、まだまだ偏見が多いよね…
メイクの世界は本当に奥が深くて素敵なアートだと私は思うし、もっといろんな人にメイクの魅力が伝わったらいいなと思うので保護者や先生にプレゼンできるポイントをいくつか紹介するね!①メイクアップの市場規模は約4,650億円
これだけ見ても分かる通りとても大きい市場規模のマーケットだよね!
さらに、メイクアップアーティストで芸能人などを担当できるレベルだと、年収1,000万円越えなど、夢のあるお仕事でもあるよね!②性別の枠を超えて
現在では、K-POPアイドルを筆頭に、男性もメイクを楽しむ時代。
日本でも男性アイドルがメイクの広告やアンバサダーを務めることは珍しくないよね
また、いわゆる”メンズメイク”の需要も増えており、2019年と比べて約2倍近く市場が大きくなってるんだって③業界には多くの男性も活躍
河北祐介さんをはじめとする、多くの男性がメイクアップアーティストとして活躍されてるよ!
私もいろんな現場で様々なメイクアップアーティストさんとお話しする機会があるんだけど、セクシュアリティ関係なく活躍されている方がたくさんいます。④AIにとって変われないお仕事
独創性や技術もそうだけど、対人スキルも必要となるメイクアップアーティストは、AIには代替されないお仕事の一つだと私は思ってるよ以上、私からのおすすめポイントを紹介したけど、「男だから」「女だから」ではなく、一人の職人、一つの職業として認知されることを願っているよ。
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