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柴田 綾子産婦人科医／淀川キリスト教病院 産婦人科所属
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女性も男性と同じように個人差はありますが、性欲がある人もいます。女性がマスターベーションを行うことはダメなことではありません。特に女性は生理の周期によって女性ホルモンが変化し、性欲も変化すると言われています。
マスターベーションはキレイな手でおこなえば、基本的には性感染症や病気になることはありません。デリケートゾーンの皮膚や腟の粘膜は傷つきやすいので、オナニーをする前には、爪が長くないか確認し、爪が長いようなら短く切りましょう。そして石けんでキレイに洗ってからしてください。おりものが増えるのは性感染症以外でも、腟の常在菌(乳酸菌)が減ると起こります。
性感染症ではありませんが、腟の中を洗いすぎたりこすりすぎるとカンジダや細菌性腟症になることがあるので、デリケートゾーンのかゆみが強いときや、おりものがいつもと違う感じがして心配なときは産婦人科へご相談ください。
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にじいろ
性教育講師/思春期保健相談士
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「ダメだ」と思っていることを相談してくれてありがとうございます。
基本的にオナニーで性感染症になることはありませんから、安心してくださいね。
おりものやデリケートゾーンの変化は、オナニーよりも年齢やホルモンバランスの影響が大きいと思います。
オナニーは男子がするもの、女子がするなんて･･･と思っている人もいるようですが、性別問わず、したい人はしてOK、したくない人はしなくてOKです。自分で自分の性器等を刺激して快感を得るのは、ちっともダメなことではありません。オナニーは、マスターベーション、自慰など、いろいろな言い方がありますが、最近はセルフプレジャーという言い方も広がっています。もちろん女子もプレジャー（喜び、楽しみ、快楽）であっていいのです。
性器を触る時は、バイキンが入らないように清潔な手で優しく触りましょう。強すぎる刺激を与えると、性器を傷つけたり（爪にも注意！）、床や机の角など固いものに性器を強くこすり付けるなどの強い刺激に慣れてしまうとセックスで快感を感じにくくなったりする可能性があります。これらを心がけつつ、人に見られない安全な場所でおこなえば、病気やその他の心配はしなくても大丈夫ですよ。
