生理痛が我慢できなくて、学校を休むのは悪いこと？

生理痛以外でも体調が悪ければ、学校は休みますよね。
生理だけを特別に考える必要はないと思います。

でも、学校を休まないといけないくらい
ひどい生理痛が続いているなら
産婦人科を受診してみてほしいです。

治療すれば、生理痛に悩まなくてもよくなるかもしれないからです。

もし男性には言いにくいようであれば
今は女医さんも増えています。

今は生理痛だけではなくて生理のタイミングだって自分で選ぶことができる時代です。

毎月出血がおきて、体調が悪くなるのを
そのままにしておくほうが良いのか

かかりつけの産婦人科の先生をみつけて
自分のからだをちゃんと理解できるほうが良いのか

これは、決まりはなくて
みんなが自分のために自分で決めれば良いと思います。

休んでも良いですよ！！悪いことではありません。

生理痛は、生理がこない男性はもちろん、女性の中でも、痛みを共有することが難しいです。なので、他の人と比べることができません。

登下校がしんどかったら学校自体を休んでも良いし、学校は行きたい！とあなたが思うのであれば、特にしんどい時や体を動かす体育の授業だけ、見学したり、保健室でお休みしたりすることも良いと思います。

伝えやすい学校の先生（担当科目は何でも大丈夫！）に相談するか、保護者に頼んで先生に伝えてもらうのも良いと思います。

ちなみに日本の労働基準法にも、「生理痛がひどい時は、休んでも良いよ」という制度が明記されています。学校にはこの制度はありませんが、大人の社会にあるくらいなので、もちろん子どもも無理をしてまで学校に行く必要はありません。

この制度を「生理休暇」と言います。生理前や生理期間中の頭痛や腹痛、不快感のせいで、仕事がスムーズにできないことを伝えれば、仕事をお休みすることができるのです。

しかし、このような制度があっても、なかなか生理で仕事を休む女性は少ないと言われています。

あなたのように、「こんなことで休んでいいのかな、自分より辛い人がいるんじゃないかな」と考える大人が多いことが原因の１つでしょう。

「生理が辛い時は休んでも良い」「痛みは比べられないから、他の人と比較せずに、自分が辛かったら休んでも良い」と、多くの人が思うことができる社会になると、あなたも他の人も休みやすくなると思います。

私たちもこの考えを広められるように頑張りますので、これを知ったあなたも、いろんな人に「生理痛で学校を休むことは悪くない」ということを広めて、みんなが過ごしやすい社会をみんなで作っていきましょう！

まず、学校が休みにくい気持ちがとてもわかります。

勉強・成績や友達との関係など、様々なことが学校ではあるので「休みにくい、言いにくい」ということがありますよね…。

生理中の痛みや辛さなどは人によっても違いますし、同じ人でも月によって違うこともあります。

ですが生理について話す機会はまだまだ少ないので、その点が友達同士分かり合えなかったり、先生にも伝わらなかったりすることもあるかと思います。

ただ、痛みについて、言わないまま他の人に気づいてもらったり分かってもらえたりするのは難しいかな。

自分自身を大切にできるのは自分だけです。

「他の人と比べて、辛くないかもしれないから我慢しよう」というのはその場しのぎの解決策で、長く苦しんでしまう原因になるかも。

今は痛みを緩和するお薬や方法が色々出ています。

辛いときは思い切ってお休みをとり、解決策を探す時間を作ってみてもいいと思います。

また、体育の先生に言いづらいという時は周りの女性の先生や、保健室の先生に相談してみてもいいかもしれません。

自分の体調や気持ちを伝えることは難しさを感じるかもしれませんが、周りの方に頼ったり、辛さを声に出してみることの練習だと思って少しずつチャレンジしていってもいいと思います！