-
まゆNPOピルコンフェロー/看護学生
-
自分の二次性徴(大人の心や体に近づくこと)を受け入れるって大変ですよね。 制服って自分が着たい服ではなく、生物学的な性で決められた服なので違和感を感じることもあるのではないかと思います。学校がない日は私服だと思うので、本当に着たい服を着て思い切り楽しんでみてはいかがでしょうか。
そしてご自身の体のコンプレックスについては、なかなか難しいとは思いますが、「個性」と捉えられたらもっと気持ちが楽になるかと感じました。
相談先としては、保健室の先生やスクールカウンセラーの方があなたにとって一番身近な存在だと思います。 私的にはカウンセラーの先生が一番話しやすかったです。外部の方で、親や学校の先生には本人の許可なく話すことはない、と最初に約束をしてくれたのが大きな理由です。
彼らに相談するのに抵抗があるのであれば、無料電話相談員(インターネットで検索すると出てくる)やSNSで同じように感じている方と繋がってみるのも良いかもしれません。(→相談窓口一覧はコチラ)
場所によってはセクシュアルマイノリティのコミュニティがあったり、最近ではSNSで「#セクマイ」と調べるといろんな方が自身の違和感や考え方を書いていたりします。
自分の気持ちを誰かに話す、発信することで、悩んでいるのは自分だけじゃなのだ、と思うことができ心は結構軽くなるものです。ぜひあなたの話を丁寧に聞いたり、共感してくださる方が見つかることを願っています。
-
haru東京都エイズ啓発拠点ふぉー・てぃー(WEBサイト)
-
自分が気持ち悪いとか嫌いになりそうという状況は苦しいものだと思います。
その辛い状態が少しでも和らぐように何ができるか一緒に考えたいと思います。まず、ご自身でおっしゃっているように自分が心地いい姿やしっくりくる生き方をちゃんと考えていくための下地が必要だと思います。
同じような境遇の人に話をきくことで、その人がどのように自分の生き方を見つけたのかを聞けば、ご自身のヒントになるかもしれません。「トランスジェンダー」という言葉を知っていますか?
出生時にあてがわれた性別と自分が認識する性別が一致しない人全般に使われる言葉ですが、自分の性別に違和感がある人の中にはハッキリと「男性(女性)として生活したい」と考えている人もいれば、自分の性別に対する認識が曖昧だったり、男性でも女性でもないと感じている人もいます(こういう性のあり方を“Xジェンダー”と呼ぶ場合もあります)。
ですから、自分の中で「しっくりくる生き方がわからない」としても、トランスジェンダー向けの交流会や自助グループなどに参加することができます。また、ホルモン療法や性別適合手術など、医療的な手段で性別の違和感が和らぐと感じている場合は、直接性同一性障害外来などを受診するよりは、近くの交流会などで当事者と出会って、どこのクリニック・病院がいいのかという情報を集めるのがいいと思います。
地理的な事情で交流会に出向くのが難しかったり、人に直接会うことにまだ抵抗がある場合は、電話相談などを利用するといいかもしれません。
例えば、よりそいホットラインという電話相談では、性別違和について正しい知識がある相談員が対応してくれます。その人に住んでいる地域をお伝えすれば、そこのトランスジェンダーの当事者団体などを紹介してくれるかもしれません。
-
中野 有沙臨床心理士
-
二次性徴を迎えて、身体が少しずつ大人の女性に向かっているんやね。身体は大人に近づいてるのに、心は変化していく身体にまだ追いついていないようで不安や戸惑いもあるんかな。
この頃は誰しもが様々な葛藤を抱くけど、あなたは“自分=女性”ということに違和感を抱いて、“自分”に向き合い始めたんやね。自分探しの入り口が“性別への違和感”だったってとこかな。
もしかしたら、身近に同じような悩みを抱えている人が見当たらないかもしれないけど、言わないから見当たらないだけで意外といるから安心して。ネットやSNSで検索しても出てくるだろうけど、私自身も同じ悩みを抱えてた一人だから。私のおススメの相談先は学校にいるスクールカウンセラー、ネットやSNSで同じような悩みを抱えている人たち、セクマイ(セクシュアルマイノリティ)のグループや団体やね。
スクールカウンセラーさんには守秘義務といって学校の先生や生徒に個人の悩みを話さない決まりがあるから、周りに知られる心配はなくて何でも話せるよ。でも、合う人、合わない人がいるから合わないと思ったら行かなくてもええと思う。
私は、小学生の時に一度だけ保健室の先生にスカートが嫌だと相談したけどスルーされちゃって…結局大人に相談できたのは自身がゲイだと公表している教授にSOSメールを送った大学生の時ね。それからは、ネットやSNSで見つけたセクマイサークルや団体にメールを送って参加したり、そういった人たちが集まるイベントに参加したり。同じような悩みを持った人が沢山いて、一人じゃないって凄く安心できた。まあ、どこに相談したって、誰に相談したって、悩んでも、もがいても、葛藤は続くかもしれない。自分の在り方や生き方なんて、大人だって悩んでるもの(笑)
ただね、悩んでもがく苦しい時間が後の自分の土台になるから、もがけばもがくほどしっかりした土台になって居心地の良い自分に近づける!と私は思う!私は止められない身体の変化に少しでも抗おうと見た目や態度を男性のようにしてみたり、受け容れようと女性のようにしてみたり…。なかなかしっくりくる自分の在り方や生き方が見つからず、長い間モヤモヤを抱えていたけど、どんな自分がしっくりくるか分からないから、色んな自分を試してみたし、色んな生き方をしている人の話を聞いたり、本を読んだりした。
このモヤモヤしながら模索していた時期が大人になる心の準備期間だったんやと思ってる。めっちゃツラかったけどね!しっくりくる自分を見つけることは誰にとっても容易なことじゃないし、大人になっても模索し続けている人がほとんどだから、答えをすぐに求めないでモヤモヤしきってください。モヤモヤが自分を見つける最良の方法だと私は思うな!
-
モヤパン性のモヤモヤから生まれた妖精
-
コチラ↓の質問も参考にしてね!
1件のコメントがあります
私も自分の性に違和感を感じる一人です。
2021.01.12 21:15「モヤモヤが自分を見つける最良の方法」にとてもしっくりきました。