膣内の形状や大きさが気になる

腟の大きさや形、デリケートゾーンの色などは、人によって大きく違います。そのため、全く異常はなくても、自分は普通ではないのかと心配になる方も多いです。腟は伸びたりちぢんだりする粘膜で、子宮につながる細い袋のような形になっています。いつもはちぢんでいるので、皮膚の外から見ると腟口がすごく狭いように見えますが、実際には必要なときに伸びるので問題ないことが多いです。生理が毎月定期的にきていれば、子宮・卵巣・腟は正常なことが多いと思います。

自分で腟を確認するには、手鏡などを使ってトイレやお風呂場で自分の腟の入口を見てみます。指を入れて確認をする場合は、腟を傷つけないように爪を短く切り、手を石けんでキレイに洗ってからにしてください。今の年齢では、指が１本入れば腟の入り口の広さは問題ないでしょう。もし本当に腟が狭い場合は、ダイレーター（腟の中に入れる棒）などを使用して、腟を広げる練習をします。

このような腟について診察や治療を受けるときは、産婦人科を受診します。まれに、生まれたときに子宮や腟の病気になっている方もいます。産婦人科を受診する前に、一度親に聞いてみると分かることが多いです。

腟の形や大きさって、悩んでも友達と見比べてみることもできないし、「普通」が何か分からなくて悩んでしまうこともあるかも。

けれど、どの性器の内側も見た目も、顔がみんな違うように、一つとして同じものはないユニークなものよ！

そして、もし悩んだ時は、産婦人科・婦人科等の専門家に相談してみてね。